2015年02月08日

おさしづを身近に。

次回から、「おさしづ」を掲載していきます。

現在、天理教で言う「おさしづ」は、1966年(昭和41年)1月、教祖80年祭にあわせて、新たに公刊、全教会に配布された全7巻を指します。
膨大な量ですが、「おふでさき」「みかぐらうた」と同様に三原典の一つ、すなわち天理教教理における最重要なものの一つです。

「おさしづ」は教祖(おやさま)と本席・飯降伊蔵先生のお口を通しての親神様のお言葉を、側近の先生方が筆録されたものです。
全7巻には、教祖(おやさま)が現身を隠される直前の明治二十年一月四日(陰暦で前年の十二月十一日)から、本席・飯降伊蔵先生が出直される直前の明治四十年六月九日までの「おさしづ」が収録されています。
これ以後には、もちろん「おさしづ」は存在しません。
一方でこれ以前には、教祖(おやさま)から発せられる親神様のお言葉は数えきれない程存在します。正確に記録されているものについては、「天理教教祖伝逸話篇」に収録されていますが、厳密にはこれらは「おさしづ」とは呼ばず、「(教祖の)お言葉」と呼びます。また裏付けが曖昧なものは、信仰者の間で「教祖はこう仰ったそうだ」と互いに伝え合ったことから、「口伝」と呼ばれています。
ちなみに、1966年(昭和41年)に新たに公刊される際、可能な限り「同音異義語」の問題を避けるため、元々のおさしづ全巻を総見直しし、平仮名で筆録されていた箇所も漢字を当てはめられるところは漢字に変換、明らかな誤字は訂正されています。これで「同音異義語」の問題は大幅に改善されたと言えますが、100%間違いないかどうかは、誰にも分かりません。


さて、「『おさしづ』は難しい」とよく言われます。
しかし、私はそんなことは無いと思います。
「おさしづ」を身近にするために、この点について、少し書いておきたいと思います。




「おさしづ」が難しいと言われる最大の原因は、「話し言葉」だということです。
話し言葉ですから、明治の大和地方の方言で現代人には解りにくいのはもちろん、文章としては必要なはずの言葉が、話し言葉であるために、お互いの理解の前提の下に省略されたり、また説いて聞かせる上から、同じ言葉を何度も反復するという特徴が現れています。
また、親が子どもに言い聞かせる際によく見られるように、相手の感情を揺するため、論理上は矛盾と言える言い回しも見られます。

つまり、文章として熟読すると、非常に読みづらく、読解しにくいものなのです。
それを一生懸命一生懸命に読解しようとすると、「曲解」というリスクが生まれます。
そこで、せっかくの話し言葉なのですから、文章として読解するのではなく、音読して味わうという触れ方をすれば良いのです。

おふでさきを身近に」という記事で書いたのと同様に、古語辞典や関西方言の辞書を活用しながら、繰り返し音読していけば、親神様の親心を味わうことができると思います。
そうすれば、「曲解」という問題もほぼ起こりえないと思っています。

しかし、「おふでさき」と違って「おさしづ」はあまりにも膨大です。すべてを音読して味わうことは、現実的には不可能でしょう。

そこで、3つの触れ方をオススメしたいと思います。

一つ目は、教会の神殿講話などで先生が引用される「おさしづ」を自分でも調べて読んでみること。
この場合、その教会全体として目指すところ、その先生が伝えたいことの本質がより明確になるのはもちろん、大抵の先生は、有名かつ重要と言える「おさしづ」を引用されますから、教理面でもより理解を深めやすくなると思います。

二つ目は、天理教青年会から発刊されている「用語用例おさしづ集」を使い、自分がより詳しく知りたいと考えている教語に関連する「おさしづ」を音読すること。
教語を正確に理解する為に、最も良い方法だと思います。
感話や講話で話す原稿を作る際に「おさしづ」を引用する場合も、これを使い、その中から引用するのが一番良いと思います。

三つ目は、全「おさしづ」を流し読みすること。
文章として熟読せず、音読して味わう方が良いと書きましたが、一度は全おさしづを、音読もせず、ただただ流し読みすることをオススメします。
この場合にオススメなのは、androidアプリの「おさしづ365」を使うことです。
これは、全「おさしづ」の中から、今日の日付の「おさしづ」を表示してくれるアプリです。
毎日流し読みすれば、一年ですべての「おさしづ」に目を通すことができます。
そうすると、多くの「おさしづ」が共通した内容であることが解り、さらに親神様の思召しが知らず知らずのうちに、自分の中に染み込んでいきます。
何年も続けるのは、尚のこと良いです。

これら三つの触れ方を重ねていけば、「おさしづ」を曲解することもなく、親神様の思召しを学び、身に染み込ませることができると思います。

当blogでは、今後、すべての「おさしづ」をアップしていく予定ですが、これは三つの触れ方すべてに活用できると考えるからです。
検索機能を使うことで、先生が引用された「おさしづ」を見つけることができ、「用語用例おさしづ集」でより詳しく読みたいと思った「おさしづ」を探し出すことができます。また、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも時間を見付けて流し読みを繰り返すこともできます。
このようにご活用下さり、教理理解、ひいては心の成人に繋げて頂ければと思います。

<参考リンク>
天理青年教程 -天理教青年会
おさしづ365 - Google Play の Android アプリ

<天理教勉強blog内関連記事>
天理教勉強blog: 天理教用語「おさしづ」
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posted by 朱夏 at 02:27| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紹介

日蓮正宗 http://www.nichirenshoshu.or.jp/
全生庵  http://www.theway.jp/zen/
言霊百神 http://futomani.jp/
Posted by 辻 at 2015年03月11日 15:25
辻 様

初めまして!
情報有り難うございます。
Posted by 朱夏 at 2015年03月12日 11:48
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