2014年05月19日

稿本天理教教祖伝について。

次回から、「稿本天理教教祖伝」を紹介していきます。



「稿本」とは、下書き、草稿原稿のことですが、教祖伝は今後も加筆訂正されていくという意味です。
現代により適切な言葉の表現に改め、史実に忠実な内容に調査・推敲を重ね訂正され続けていくということです。
たとえば、その初期には「気違い」とされていた表現が「気の違い」に訂正されたり、またあるいは、「第七章 ふしから芽が出る」の中に登場する「石工七次郎」という人物について、当初は「逃亡した」と書かれていましたが、そのご遺族の「獄中死した」という進言により、監獄所などの記録を徹底的に洗い直したものの、その記録を見つけ出せなかったため、より正確な史実の表現として「突然居なくなった」と変更されたりしています。

また「稿本天理教教祖伝」は、通常の伝記小説のように主人公の出生から始まるのではなく、「立教」の時点を最初の書き出しにしています。
これは「稿本天理教教祖伝」がその「はしがき」に示す通り、「ひながた」を徹底実践することを目的として書かれ、「立教」が教祖(おやさま)の「ひながた」の始まりであるからです。

さらに「稿本天理教教祖伝」の特徴として、大げさ表現などは使用して教祖(おやさま)を極端に神格化するのではなく、あくまで客観的な史実に徹していることが挙げられます。
たとえば、「教祖御誕生祝歌」の冒頭に歌われる「空に五彩の雲たなびきし」という歌詞は、教祖(おやさま)がご誕生された日の朝、前川家の屋根の上に「五彩の雲」が現れたという一種の伝説から書かれたものですが、「稿本天理教教祖伝」の「第二章 生い立ち」を読んでもそのような表現は全く使用されていません。
それ故にこそ、客観的で正確な史実の中から見出される神の姿を知ることができます。

「稿本天理教教祖伝」を通じて、教祖(おやさま)の「ひながた」を客観的に学び、自分自身の日常に活かしていくことが大切なのだと思います。

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posted by 朱夏 at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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